研修医研修(地域医療)

2006.6.19〜6.23 滋賀医科大学2年目研修医 F.K.


朝 8:15〜

朝ミーティング
午前 8:30〜

外来実習

担当:畑野

老健介護

担当:勝居

在宅支援

担当:谷川

訪問看護

担当:北川

外来/調剤実習

担当:畑野・久保

昼 12:30〜

昼食、休憩
午後 14:00〜 訪問診療

担当:畑野

老健実調

担当:谷川

出張所外来
@板並出張所&大久保出張所
担当:中村

訪問リハ

担当:西村

研修まとめ

最終フィードバック

夕方 18:00〜

カンファレンス、1日の振り返り

◆プログラムの評価

■自習全体の満足度
  悪かった0%                     ↓100%良かった

 大学病院では体験できないことを、いろいろ見学したりできたのでよかった。介護保険制度の内容は知っているが、実際にやっていることやサービスなどは、見たことがなかったので、現場を見ることができて非常に参考になった。

■外来研修(担当:畑野)
  悪かった0%                   ↓  100%良かった

 畑野先生が、内科一般から耳鼻科や整形外科まで幅広く診察されていて、将来専門を持ったとしても、幅広く診察できる医師になりたいと思った。また一人一人丁寧に診察している姿に感銘を受けた。

■訪問診療(担当:畑野)
  悪かった0%                     ↓100%良かった

 大学病院で研修していたので、往診は経験したことがなかった。自宅に訪問すると、患者もその家族も待ちわびたかのようにしており、医師−患者関係がしっかりできていると思った。

■オリエンテーション(担当:鈴木・臼井)
  悪かった0%                     ↓100%良かった

 1週間の日程を細かく組んでいただけて本当にありがとうございます。先生方が地域医療に関して暑く取り組まれていることがビシビシと感じられました。短い1週間が実りあるものになる気がしました。

■老健介護(担当:勝居)
  悪かった0%                     ↓100%良かった

 入浴介護を体験させていただいたが、重労働であり、また入所されている方がいつ転倒されるかなど精神的にも緊張した状態が続き、大変だと思った。しかし保清を保つという点からは重要なことであり、入浴された方はいい笑顔が見られた。精神的にも肉体的にもすごい良いことで大切なことだと再認識した。

■老健実調(担当:谷川)
  悪かった0%                 ↓    100%良かった

 入所前にあらかじめ情報を仕入れておくことは、今後の入所生活での注意することなど前もって準備できるので重要だと感じた。また話だけでなく、実際に入所者に会うので、今の状態がどれくらいなのか把握できるので良いと感じた。

■歓迎夕食会(担当:畑野・中村・鈴木・臼井)
  悪かった0%                     ↓100%良かった

 1週間しかいない私のために焼き肉までごちそうしていただいて本当にありがとうございました。温かい雰囲気で階を開いてくれてうれしかったです。

■在宅支援研修(担当:谷川)
  悪かった0%                   ↓  100%良かった

 在宅支援を受けておられる方のところに実際に行き、本人から今一番困っていることや、本人の今の状態を聞いたり、見れたりすることは非常に大切だと感じた。デイの施設にも行ったが、利用者の方々がはつらつとしていて、友人と仲よく過ごされていて、できるだけ多くの人に施設が利用できるようにすべきと感じた。今年の4月から介護保険制度が新しくなり認定も厳しくなっている。上の人たちはこういった施設の実態を見てから制度を決めて欲しいと感じた。

■出張所外来研修(担当:中村)
  悪かった0%                   ↓  100%良かった

 内科一般から整形外科など幅広く対応しているのがすごいと感じた。また患者さんが安心するまでわかりやすく丁寧に説明されており、見習うべき点が多かった。患者さんは診療所に来て、先生と話をするのを楽しみにしておられて医師と患者の信頼関係が築かれていると感じた。

■外来・栄養研修(担当:中村・丸本)
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 老健に入所されている方は高齢の方が多く、たいていは認知症を伴っている。そういった人たちの栄養について細かく評価し、悩んでおられる姿が印象的でした。

■訪問看護/リハ実習(担当:北川/西村)
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 1週間に1回だけでも在宅で訪問してリハビリすることは、本人の生活の状態を見られるし、拘縮や筋力低下を防ぐという意味では、週1回という回数は少ないが、本人のリハビリに対してのやる気を出させる点では良いと感じた。また訪問することで介護している家族の気持ちを聞けて、そういうことが家族にとっても良いことだと感じた。

■外来診療/調剤実習(担当:畑野・久保)
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 大学や大きい病院では専門科に別れているが、診療所では全てを診ないといけないので、その対応戸惑ったし、時間もかかりすぎてしまった。しかし親身になって話を聞いてあげて、医師として何かアドバイスできたらそれでいいと思いました。

◆施設について

■施設(食事・宿泊・入浴)環境について
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 大学病院の官舎に住んでいて、ぼろいので施設の部屋はワンルームマンションみたいですごく快適でした。。

◆スタッフの存在

■スタッフの存在があなたの実習にはたした役割についてなんでも教えてください

畑野医師、中村医師:永年地域医療に携わっていて、地域の人々から信頼されているし、一人一人の患者に対して非常に丁寧に優しく思いやりのある診療をしておられて、患者に接する態度を考えされられました。

鈴木医師、臼井医師:忙しい中1週間のスケジュールをたてて頂いたり、施設の方々に研修をお願いしていただいて、大変お世話になりました。老健入所者の状態についていろんな角度から細かく診ておられ、これからの診療について改めるべき点が見えてきました。ありがとうございました。

谷川さん:ケアマネの仕事を少し見せて頂きました;。実際ケアマネがどういうことをしているのか少し理解できました。ありがとうございました。

勝居さん、中川さん:入浴介護でお世話になりました。入所者に対して、思いやりのある声かけや、細かい点まで気遣っておられ、新たにコメディカルの存在の大きさを感じました。

丸本さん:老健入所者の栄養に関して、細かく把握していて、また真剣に悩んでおられました。大学に帰ったときに栄養に関してしっかり考えていこうと思いました。

◆研修のまとめ

■この1週間の研修で印象に残ったことを挙げてください

・外来や往診で先生方が、非常に丁寧に診察していること
・診療所ではカバーする疾患が非常に多いこと
・訪問看護やデイサービスを利用する人が、実際に訪問するといきいきと楽しそうにしている姿が印象的だった。
・最終日の外来で幅広い訴えを聞いていると、1時間くらいかかってしまい、外来の難しさを感じました。

■今回の研修で評価できることを教えてください

・介護保険制度は机上の勉強で知っていたが、実際現地に出て実態調査や訪問看護などに触れる機会がなかったので、見ることができてより一層知識が深まったと思う。また現在の問題点なども知れたので良かった。

■今回の研修の反省点があったら教えてください

・老健の方にあまり関われなかったので、老健でやっている行事に参加して、老健に入所している方がどのような方が多いのか、また老健での問題点についてあまり知れなかったこと。

■今回の研修を通して何か今後の目標は浮かび上がりましたか?

・細かく丁寧に日々の診察をやっていくこと
・幅広く診れるようになるために、大学病院にいても、まず自分なりの解答を見つけて他科へコンサルトすること。


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