学生実習(地域医療)

2006.8.21〜8.25 自治医大5年生 K.N.
・・・学生実習プログラム


朝 8:15〜

朝ミーティング
午前 8:30〜 外来実習
ケアセンター
担当:畑野

外来リハビリ

担当:新川

外来看護

担当:水上

老健介護

担当:竹本

在宅支援

担当:西村

昼 12:30〜

昼食、休憩
午後 14:00〜 往診実習

担当:畑野

訪問リハビリ

担当:

出張所外来実習
@板並出張所&大久保出張所
担当:臼井

老健介護

担当:勝居

在宅支援

研修まとめ

夕方 18:00〜

カンファレンス、1日の振り返り

◆プログラムの評価

■自習全体の満足度
  悪かった0%                    ↓ 100%良かった

 満足で。初めての経験が多く、印象に残る実習ばかりでした。様々な職種の下で実習をさせてもらったことは、とても貴重な経験になりました。期間が1週間と短かったことがとても残念です。

■外来研修(担当:畑野)
  悪かった0%                ↓     100%良かった

 時間がない中、患者さんの説明をしていただいたり、診察をさせていただきました。話を畑野先生に聞いてもらいたいだけの患者さんがいたり、「畑野先生に・・・」と何時間も待っている患者さんが多くおられ、自分も患者さんからの信頼を得られる医師になりたいと思いました。

■訪問診療(担当:畑野)
  悪かった0%                 ↓    100%良かった

 寝たきりの方が多く、90才以上の方も多くいらっしゃった。このまま最期も在宅で迎えていただければと思った。このように在宅に持っていくには、医師への信頼と家族の協力が不可欠と感じた。実際、寝たきりの患者さんの傍らには気丈なご家族の姿が多く見受けられた気がします。

■リハビリ(担当:西村・新川)
  悪かった0%                 ↓    100%良かった

 担当のPTさんが、自分のことを「運動バカ」とおっしゃっていたが、とんでもない。運動の専門家と思いました。患者さんの運動器の痛みを治療したり、ADLを向上させるために必要不可欠な存在だと思いました。

■歓迎夕食会(担当:畑野・鈴木・臼井)
  悪かった0%                ↓     100%良かった

 お酒を飲んだ印象が強いですが、先生方の思い出話など聞かせていただき、楽しく過ごせました。

■外来看護(担当:水上)
  悪かった0%                 ↓    100%良かった

 思っていたよりも仕事が多く、事務・医師の仕事以外は全て看護師さんがされていた。病棟の看護師は、前面に立って業務を行うが、外来の看護師は裏方に徹していると感じた。また実際の仕事を体験したことは、将来人の少ない場所で、診療する際に役立つと思いました。

■出張診療所実習 (担当:臼井)
  悪かった0%                   ↓  100%良かった

 板並出張所では、待合室実習もさせていただきましたが、近所の井戸端会議に迷い込んだ感覚で、なかなかうまくコミュニケーションがとれませんでした。建物は噂通りで、やはり診療にはやや適さないのではないかと思いました。大久保出張所は、子供の頃の診療所のイメージそのままで、懐かしい感じがしました。診察もさせていただきました。

■老健介護(担当:竹本・勝居)
  悪かった0%                     ↓100%良かった
                    

 利用者さんとの距離が最も近いと感じたのが、老健でした。認知症でなかなかコミュニケーションがとれないことが多かったですが、自分なりに楽しく実習させてもらいました。介護の大変さはよくわかっていたつもりでしたが、実際にその大変さを体験できたのは、とても良かったです。それを何年も続けることができる家族というのは本当にすごいと思いました。

■在宅支援(担当:西村)
  悪かった0%                    ↓ 100%良かった

 介護保険、ケアマネージャーの仕事についてわかりやすく教えていただきました。医師の勧めがあって始めてサービスを利用される方も多いと聞き、自分も積極的に声かけをしていかなければならないと思いました。

■診療所カンファレンス
  悪かった0%                  ↓   100%良かった
                    

 先生方の患者さんの把握の仕方は大変参考になりました。家族との関係や個人の趣味、生きがいなど深いところまで踏み込んだカンファレンスは刺激になりました。

◆施設について

■施設(食事・宿泊・入浴)環境について
  悪かった0%                     ↓100%良かった
 
 
 食事は毎日大変美味しくいただけました。宿泊させていただいた家族介護支援室も快適で、何不自由ありませんでした。

◆スタッフの存在

■スタッフの存在があなたの実習にはたした役割についてなんでも教えてください

畑野医師:センター長としての仕事が増え、大変だと思います。変わらず僕の理想の医師です。

臼井医師・鈴木医師:実習中、いろいろとお世話していただきました。地域医としての診察の仕方やカンファレンスなど勉強になりました。

新川PT:初めてお会いしたPTさんでした。PTさんの仕事について、イメージをつけることができました。

ケアマネ 西村さん:介護保険の先生です。ケアマネの仕事についてもわかりやすく教えて頂けました。

介護士 勝居さん:移乗、排泄介助、食事介助などでご指導頂きました。介護の大変さを身にしみて感じることができました。

栄養師・調理師の皆さん:毎日美味しい食事をありがとうございました。

外来看護師の皆さん:人手が足りない中、様々な手技をさせていただき、ありがとうございました。


◆研修のまとめ

■この1週間の研修で印象に残ったことを挙げてください

○老健での実習全て
・1日目の外来で、「夫の癌が見つかって泣きに来た」という患者さん
・板並出張所
・PT新川先生
・訪問リハでの患者さん(脳梗塞後遺症)

■今回の研修で評価できることを教えてください

・幅広く実習ができました
・在宅に関わる様々な職業について勉強することができ、特にその間での連携が大切だとわかりました。

■今回の研修の反省点があったら教えてください

・手技の未熟(採血、静脈路確保、尿カテーテル、血圧)
・各専門職について、ほとんど知識がなかったこと
・知識がないなりにもっと質問できることがあったと思います。

■今回の研修を通して何か今後の目標は浮かび上がりましたか?

・在宅で診る医師になりたいと思います
・そのために必要な知識・技術を身につけなければならないと思いました。病棟の実習に戻っても、病棟で起きていること以外のことにも興味を持って実習していければいいと思いました。

■その他なんでもどうぞ

・お世話になった医師、看護師、介護士、事務、PT,OT,ケアマネ、栄養師、調理師の皆様に感謝申し上げます。


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