2007 中学生選抜(U-15)日本代表ホッケーチーム オーストラリア遠征選手団
2007年12月10日

8日目


 8日目は、Perth郊外の観光となりました。男子は喜びと疲れと、女子は悔しさと疲れと・・・。オーストラリアならではの、コアラ、カンガルー、エミューを見ることができました。また高速バスで3時間北上し、Pinnaclesという奇岩群を訪れました。砂漠の中に石灰岩でできた何千もの岩を見ることができました。乾燥して熱く、そしてハエが多かったという印象です。WA(Western Australia)は、日本の面積の6倍もあり、とにかく広いという印象でした。途中のshopでは、赤ちゃんカンガルーを触った子もいました。
 Perthに戻り、夕食は中華料理。夜0:55分発の飛行機に乗りました。7時間乗って翌朝香港に着き、3時間弱待って、再度日本に向かう便に乗りました(4時間弱)。午後3時頃関西空港に無事着きました。


しばらく滞在したCityStay hotelともお別れ

毎日通った風景ですね。今日のバスは特別ですが

Yanchep National Parkへ行きました。

木の上にコアラがいました

ワトルは国の花。国のシンボルカラー(黄・緑)

野生のカンガルーが目の前を走っていきました

とても雄大な風景でした

風力発電所。下の黒い点は牛です

前を向いて進みましょう。どこまでも続く道。喜びも苦しみも乗り越えて・・・

Pinnaclesは奇岩で有名な所だそうです。Perthから北へ250km(3時間)走りました。ハエが多かったです

この子らには、車の中よりも外に出て、棒を持たした方が元気になりそうです。

砂漠を歩いて、次はどこの星に向かうのか?  1時間歩きましたね

12月に咲くオーストラリア クリスマスツリー

クルージングキャプテンの配慮でインド洋へ

「いいよぉ〜」のF(フランチェン)君たち

大会をサポートしたスタッフ・・・安堵感漂う

Perth空港に着きました。

滋賀県人がそろいました

 たくさんの思い出ができたことと思います。男女とも20人が力を合わして9日間を過ごしました。長時間の飛行機の旅、日本とは違う風習や気候、集団生活、練習や試合の緊張感など、初めての体験も多かっただろうと思います。しかし帰る頃にはみんな仲良くなりました。人間としても成長できたことと思います。

 スタッフの方々(団長、事務局長、監督、コーチなど)の皆様にはとてもお世話になりました。厳しく優しく教えていただきました。またオーストラリアでの生活を快適にしていただいた、Yoshiさん、Hirokoさん、Izuruさん、Arisaさん、大変ありがとうございました。オーストラリアでホッケーを指導いただいたコーチ陣、ホッケー場の管理者の皆さん、選手の皆さんにもお礼申し上げます。

 医療スタッフの立場からは、新川(地域包括ケアセンターいぶき 理学療法士)トレーナーによると、選手40人中21人(25部位)において負傷が見られ、テーピング処置、アイシング処置などを施しました。3日間の練習と3日間の試合だけで全選手の半数以上に登りました。@腸腰筋肉離れ(アイシング+弾性包帯+テーピング)、A左足関節捻挫(慢性、テ+ア)、B頸椎捻挫(慢性、テ+ア)、C左下腿打撲(ア)、D左足底腱炎(テ+ア)、E左腰部痛(分離症、テ+ア)、F急性腰痛(テ+ア)、G右眼窩上部裂傷(医師処置+ア)、H右下唇裂傷(圧迫+ア)、I両足外反母趾(慢性、テ)、J左足関節捻挫(再発、テ)、K左尺骨手根屈筋炎(ア+リラクゼーション+テ)、L左ハムストリングサポート(テ)、M左足関節捻挫(テ)、N左大腿筋膜腸筋打撲(ア+アライメント修正指導)、O左後脛骨筋炎(ア+リ+テ)、P右内ハムスト痛(ア+リ+テ)、Q右尺骨手根屈筋炎(ア+リ+テ)、R左後脛骨筋炎(り+テ)、S右足関節炎症(ア+リ+テ)、21.左足関節捻挫(ア)、22.右脊柱起立筋痛(評価+リ+湿布)、23.左後脛骨筋炎(リ+テ)、24.左足底腱炎(リ)、25.右第2指打撲(ア+リ+湿布)。男子は20名中15名、女子は20名中10名。今後も勝つために試合に参加するのであれば、選手たちが安心して試合ができるようトレーナーの同行は必要かと思いました。彼には@負傷急性期の処置、A再発予防のための処置、B負傷を予防するためのストレッチなどの指導、などをお願いしました。

 医師である畑野としては、この遠征中10人あまりの問診・診察をしました。@ストレスによる急性胃腸炎、A不眠、B筋肉の部分断裂の疑い、C風邪症状、胃腸炎、D口唇挫滅創、E急性腸炎、F感冒、G頭痛、H眼瞼切傷、I急性咽頭炎、J足底筋痛、など。ほとんど軽症なものでしたが、コーチが選手の治療にエネルギーを費やすことなく、ホッケーの指導に当たっていただけたことには少しはお役に立てたかなと思います。

 最後に・・・この遠征がオーストラリアと日本の友好、そして、皆様の成長や発展につながることをお祈りいたします。