滋賀医大 平成22年度 地域里親による医学生支援プログラム(里親GP)

〜滋賀県彦根・米原・伊吹山周辺の医療と歴史・文化を学ぶ〜

ケアセンターいぶき 関係部分

2010.8.26

滋賀医大の医学生さんと看護学生さん、教員の方々約60名が、伊吹山に登った後、ケアセンターいぶきの見学に来られました。ジョイ伊吹の視聴覚室にて昼食を兼ねて地域医療講義。臼井先生の地域医療を語ってもらいました。沖縄座間味島での離島医療のいろいろ、医療以外のほのぼのとした暮らし、三線(さんしん)の音色など・・・。

その後は、ケアセンターいぶき内を案内しました。1〜3年生の学生さんにどう伝えたらいいのか悩みましたが、とりあえず1階部分について説明し、その後皆さんは、次の見学場所 彦根市民病院へ移動されました。3年生のMさんだけ残り、一緒に往診してきました。往診先では、患者さんや家族と話をし、血圧測定し、診察をしてもらいました。患者さんから「もっと強く押した方がいいよ」などと、アドバイスを受けながら、学生さんは汗をかきながら一生懸命やっていました。・・・患者さんがよき先生でした。

夕方からは、彦根市のビューホテルに移動し、畑野が「地域包括ケア」について40分ほど話をさせていただきました。自分なりに持っている熱い思いを語らせていただき、前後には伊吹山の風景や山野草について話をしました。

その後は、懇親会となり、彦根市副市長のあいさつと共に登場したヒコにゃンは、サプライズの大人気。むちゃくちゃ有名ですね。彦根市民病院、友仁山崎病院、豊郷病院の医師・看護師の方々、彦根市・長浜市・米原市の行政の方々、里親・プチ里親の方々が集まり、自己紹介やあいさつをしながらの懇親会でした(全員ノンアルコール)。

滋賀医大の学生さんや看護学生さんが、滋賀県の風景や文化・歴史に興味を持ち、地域医療を理解し、滋賀県を好きになって欲しいというこの企画は、将来滋賀県で医療に携わるスタッフとなってくれるのではないかという期待がふくらみました。優秀な医学生・看護学生さんは地域の宝であり、大切に育てていかなければとも思いました。この企画を開催された滋賀医大の垰田先生をはじめ、スタッフの皆様に御礼申し上げます。


朝の伊吹山

ランチョンセミナーは臼井先生による

地域医療の講義でした。三線(さんしん)をひくDr.

その後はケアセンターいぶきの見学となり

約50名の方々が来所されました。

学生さんの一人と患者さん宅へ往診し診察。

夕方からはビューホテルで講義をさせていただく

司会の垰田教授。

懇親会で彦根副市長の松田様

皆さんは熱心に聞いておられ、

ヒコにゃン登場で

みんなサプライズ(^^;)

ヒコにゃンは人気高いですね。驚きでした。

夜には学生さん達による交流会があったようです。翌日は彦根城を含む彦根市内の見学と、友仁山崎病院、豊郷病院の見学があるようです。
滋賀県の地域医療に興味がある学生さんもたくさんおり、里親制度による滋賀県を知るプロジェクトはかなり役立っているように思いました。まずは滋賀県を知り、好きになることから始まります。地域医療・ケアの話にも興味を持って下さる人も多く、自分にとってもよい学びの機会となりました。