2016年年始のあいさつ

2016.1.4


皆様、あけましておめでとうございます。

平素は、ケアセンターいぶきの運営にご尽力いただき、ありがとうございます。とても暖かい正月を迎えることができ、ゆっくりとできました。今年もよろしくお願いします。

◆1月3日に、協会の新年会に行ってきました。協会も来年度30周年を迎えるとのことです。そして、今年度の運営もようやく黒字になったということで、組織全体が明るい平成28年を迎えることができたようです。

◆ケアセンターいぶきに関しては、10年を経過し、次の10年を考える時期となりました。10年間「地域包括ケアの実験地」として歩んできましたが、今は日本全体が「地域包括ケア」を唱える時代を迎えています。自分たちの向かっていたことに間違いはなかったと思います。これからの10年についても、Aging in Place(住み慣れた地域で安心して生活ができること)を目指していきたいと思います。

◆今年はいくつかの変更をしていく予定です。まず、外来に関しては診察時間を午後診を夕方診(16:30~18.30)に変更します。仕事をしている人や学校に行く人が使いやすいようにしていきます。この方針変更により、外来時間中は医師2名制が可能となり、一人がバックアップにつくことができるメリットがあります。また予約制を採用していく予定です。吉槻診療所については午前外来を午後に変更する予定です。

◆次に訪問看護ですが、訪問看護ステーションを止めて外来部門の中で継続していきます。これにより経営の安定化と、看護師が外来と訪問を併任することで柔軟な対応ができるようにしていきます。

老健については、これまでは3ヶ月間の入所で、間を3ヶ月開けていましたが見直し、4か月間の入所を可能とし、間を2ヶ月間に短縮します。これにより独居高齢者や老老介護でより長い入所希望の人への対応を可能とし、経営面での安定化を図ります。米原市の人口減少とともに、高齢者人口も減少していることへの対応です。

◆人事面では、外来・事務の職員が早出、遅出のシフト制へ移行することとなります。80名のスタッフが力を合わせて、継続可能な施設運営をしていきたいと思います。

◆この変更は、施設の運営の安定化を考えたものですが、米原市の現状や今後のことを踏まえて、よりよい体制を考慮したものです。ケアセンターいぶきは、今後も引き続き、地域リーダーの育成に力を入れていく予定です。現在すでに、リハビリテーション、認知症ケア、IPE・多職種連携のリーダーとして育っていただいていることを、大変ありがたく思います。今後も研修医や看護師、リハスタッフの育成を継続しつつ、皆さんには「自分がいいと思うことを是非実践して」いただきたいと思います。

最後になりますが、スタッフの皆さんが活き活きと働いていただけることを期待し、次の10年に向けて邁進したいと考えています。よろしくお願いします。