伊吹山北尾根(南) 2003.8.30

夏休みももう終わり、季節も秋色に変わってきました。北尾根の国見峠方面は台風10号により岐阜県側も滋賀県側も林道が崩落しており、今日は南から入ってみました。ペースメーカーとして子供を連れて行きましたが、第2峰までしか行けませんでした。しかたないか、私も子供もあまり疲れるわけにもいかないので・・・。それでも新しい発見がありました。

伊吹町役場の北尾根ルート案内へリンク


北尾根ルートの入り口が、静馬ヶ原という所ですが、ここには沢山の花が咲いています。シデシャジン


おそらくツルニンジンのつぼみだと思いますが、つるなり状態です。


コイブキアザミ。伊吹山山頂に多く、茎頂から頭花が円錐形に密集して咲く。


ツリフネソウ・・・これまでキツリフネばっかりでしたが、伊吹山では初めて普通のツリフネソウを見ました。


キンミズヒキも沢山咲いています。


イブキトリカブトと向こうに見えるは伊吹山頂。


今日の主役、イブキレイジンソウ。花の形が伶人(雅楽の演奏者)の帽子に似ていることから名づけられたそうです。


イブキノキケンショウマ。オオバショウマ(キケンショウマ)の変形とされ、伊吹山地と鈴鹿山地に咲くようです。


大きさ3mmの小さな花は、ヌスビトハギだそうです。(感謝→C-NAさん)


ゴマナ。ソバナとかニガナなとかいろいろありますが、ゴマナは葉がゴマの葉に似ているからとか書いてありました。花は1.5cmで清楚。


ヤマジノホトトギスが静馬ヶ原ピークでも見られました


アキチョウジです。シデシャジンと同じく、鮮やかな青色が目を引きます。


静馬ヶ原で子供と。使い捨てカメラを持たせて写真を撮らせました。出来上がりは期待できないでしょう。向こうに見えるは国見林道。どこで崩落しているのか?


シオガマギク。トモエシオガマとも言えるようですが、正確にはどう言ったらいいのでしょう?


ハクサンカメバヒキオコシ。少し目立たない花ですが、葉っぱが亀の尾のように細い羽片になることで名づけられたそうです。


同じく、ハクサンカメバヒキオコシの花。花自体は少し紫がかった6〜8mmくらいの小さな花。


タムラソウの白花を見つけました。


再度、シデシャジン


コイブキアザミより大きく密生していないので、イブキアザミでしょうか。


「もうこの辺で帰ろうと」話す子供たち・・・まだ第2峰あたりで、できたら御座峰まで行きたかったが無理せず引き返すことに。


アキノキリンソウのアップ。


リュウノウギクを見つけました。もうすぐすると伊吹山の山頂に沢山見られるでしょう。


ダイモンジソウ(大文字草)。春のユキノシタに似ていますが、秋に咲きます。


少し東遊歩道に入り、ツルニンジンを撮ってきました。


今日、一番の写真かもしれないアカソ。逆光で細かい毛が光っていました。


ツルニンジン。花の手前まで人の靴痕で、見事草がなくなっていました。マクロのカメラマンにとっては、仕方ないのかな?(私は望遠で撮りましたが)