伊吹山登山 2003.6.21 その2

夏のような暑い日だったので、3合目までのマウンテンバイクの旅は結構消耗しました。
それでもこの時期は3合目までの林道が結構面白いと思いますよ〜。 
伊吹山登山道は、この日はかなりの人が登っておられました。
中には、
かっとび伊吹マラソン(8月31日)に出る人もあり軽快に走っておられました。
山頂花畑は、グンナイフウロが終わりかけでイマイチ。7月にならないとダメかな?

先週6月15日に登った時の花々はこちらです


9合目から麓を見る。中央に見えるのは3合目です。


2合目林道で見つけました。葉っぱの形からゲンノショウコでしょう。花の大きさは1cm。薬効は健胃、整腸、強壮とされて、下痢、腹痛などに使われ止瀉剤として働く一方、便秘の時には緩下剤となる独特の作用が知られています。


2合目林道で見つけたハナイカダ・・・実をつけています。葉っぱの真ん中に花を咲かせ実をつける面白い植物ですよね。


3合目林道で見つけたサルナシの花。実は梨に似てサルが食べることから名づけたらしい。キウイフルーツの仲間だそうです。果実酒OK。


いよいよ3合目お花畑です。エゾフウロだと思うのですが、ハクサンフウロかもしれません。


3合目お花畑東側で見つけたスイカズラ(吸葛)。花の蜜を吸うと甘いつる性の植物でスイカズラと名づけられたようです。(感謝→はじめちゃん
また、花も茎の腋に2つずつ並んで咲くのですが、片方が白色で、もう片方は黄色の場合もあります。このために、金銀花(きんぎんか)ともいう名前でも呼ばれています。 また、冬でも茎の先の葉が落葉せずに残っている様子から、忍冬(にんどう)という名もあります。


ウツボグサも咲きだしました(3合目)
これから次第に咲く場所が上に上っていき、盛夏には山頂お花畑で見られるようになるのでしょう。
3合目にはたくさんの植物が咲きだしていますが、それにしてもたった1週間でこんなにも植生が変わっているのかと驚かされます。


クルマバナ(車花)(3合目)


4合目にはミヤマトウキがたくさん咲いていました。


3合目〜7合目付近までカラマツソウもきれいに咲いています。


タカトウダイ。茎葉をちぎると白い汁を出し、有毒だそうです。漢方では利尿、通経薬などに使うとか。


7合目から下を見る。手前中央にイブキトラノオが咲きかけ。左にはキバナハタザオ。右にはカラマツソウのつぼみがあります。


8合目で見かけたヒロハシモツケ。満開に近い状態です。


8〜9合目。クサタチバナは、50cmくらいの背丈で、みかんの花そっくりの花を咲かせています。


9合目から山頂にかけてはグンナイフウロが咲いています。ピークは過ぎました。グンナイ(Good night!)


山頂にも期待しましたが、グンナイフウロ、イブキシモツケ、ウマノアシガタの他には目立った花を見つけることができず、体もばてているので早々に帰りました。9合目から5合目にかけての登山道がくねくね曲りながら白く見えるのがわかるでしょうか?

4月27日 4月29日 5月17日 5月30日 6月7日 6月15日 6月21日 7月5日 7月7日 7月11日 7月13日 7月19日